動物病院アルアルの2回目は《動物病院の扉》についてお話しします。
来院すると一番最初に手にするのがエントランスの扉です。
テナントの場合には建具が設置済みのこともありますが、想像してみてください・・・・
ネコの場合はキャリーに入れて来院、イヌの場合には抱っこして来院。
どうでしょう・・・手がふさがってしまっています。・・・扉を開けられない。
こんな飼い主さんの悩みを解消してくれるのが“引き戸”といわれるスタイルの開閉方式です。
“片開き戸”スタイルではハンドルをもって回して引く、回して押す。
どうしても2アクションの動作が必要になります。
引き戸の場合はその場に立ったまま1アクションで開くことができます。
ACプランでは肘を使って開けたり、膝を使って開けたりすることも可能なように引き手を選定します。
コストが許せば、自動ドアが便利です。
しかし、一度開くと人の手では閉められないという難点もありますので、風除室を設けて手動と自動を2段階で設けるなどの対策も必要です。
待合-診察室-処置室-手術室といった院内で、動物が通る建具は原則“引き戸”を用います。
動物が通る建具でも“片開き戸”を採用するところがあります。
それは入院室です。音漏れを防いでくれるのは圧倒的にドアタイプが有利になります。
トイレは、プランニングによって開き戸の場合と引き戸を使い分けます。
加えて、引き戸のハンドルは指を挟まないように設計することも大切です。
つづく。
